愛着のある代物には、何かしらの思い出が詰まっている事が多いと、私は最近感じています。大学や社会人になったお祝い、あるいは誕生日のプレゼント等が考えられますが、もしプレゼントした代物が革製であれば、上質で丈夫なその作りに感動する事でしょう。しかし往々にして、お客様から送られてくる品物には、適切なメンテナンスが施されている事の方が、稀有と言っても過言ではありません。
それはお手入れが面倒という事も、影響しているかかも知れません。しかし革製品は生き物である事を知る人が、少なくなったからという問題もあります。その結果、こまめなメンテナンスをしていれば、一寸した補修で済んでいたものの、大掛かりな補修修理や、極端な場合には全面的な張替え作業が、必要になる事もあり得る事です。しかしrafixに届くものが全て、お手入れが不十分という理由ではなく、経年劣化の為、何とかして欲しいというリクエストもあります。いずれにしろ誠心誠意を込めて、革製品のリペアを行うrafixのポリシーは変わりません。また、リペアの完了した物をお客様が見て満足し、また日常生活の中で利用して貰えるのであれば、これ以上の幸せはありません。