バッグの底が沈む・形が崩れるときは?底板交換と補強の判断
バッグを置くと底の中央が沈む、四隅が折れる、荷物の形が外へ響く場合は、内側の底板や芯材がへたっている可能性があります。ただし、底鋲が革へ食い込んでいたり、縫い目が開いていたりすると、板を入れ替えるだけでは形が整いません。中身を抜いた状態で、底面と周囲の傷みを分けて見ます。
荷物を全部出して底の戻り方を見る

バッグを空にし、平らな場所へ置きます。中央だけが沈むのか、底全体が波打つのか、片側へ傾くのかを確認してください。荷物を出すと戻るなら芯材のへたりが軽く、空でも折れ跡が残るなら底板の割れや変形が考えられます。
底を強く反らせたり、熱を当てて戻そうとしたりすると、表革や接着層まで傷むことがあります。
内装の下にある底板と芯材を確認する

底板が取り外せるタイプもあれば、内装の下へ縫い込まれたタイプもあります。無理に内袋を引き出すと口元や縫い代が裂けるため、見える範囲で段差や割れを確認します。
修理では内装を一部開いて底板を交換し、必要に応じて周囲へ芯材を加えます。硬くすれば必ず良いわけではなく、元の柔らかさや折りたたみ方、荷物の重さに合う材料を選びます。
底鋲・革・縫い目の傷みは別に補修する

底鋲がぐらつく、金具が沈み込む、鋲の周囲だけ革が伸びている場合は、内側からの補強が必要です。底の縁やパイピングが擦り切れていれば、底板交換後も外側の傷みは残ります。
四隅の革、底と胴の縫い目、内袋の破れを一緒に見て、どこまで直すかを決めます。見た目をそろえるための補色と、構造を支える補強は別の工程です。
まっすぐ立つバッグが、いつも正解とは限らない

自立しやすくしたいのか、元の柔らかな形を残したいのかで仕上げが変わります。厚い板へ替えると底は平らになりやすい一方、重さが増え、外周の革へ負担がかかることもあります。
中身を抜いた全体、底面、四隅、底鋲、内装の写真をそろえ、Rafixのバッグ修理相談へ希望する硬さと普段の荷物量を伝えると、底板交換だけでよいか判断しやすくなります。
よくある質問
市販の底板を入れるだけでも直りますか?
取り外し式の底板なら形を支えられることがあります。ただし、底鋲の沈み、革の伸び、縫い目の開きがある場合は、板を重ねても傷みの原因は残ります。
まとめ
バッグの底が沈むときは、中身を抜いて底板の変形、内装、底鋲、四隅と縫い目を確認します。底板だけがへたっていれば交換で整えられますが、革や金具が傷んでいる場合は補強も必要です。元の柔らかさと自立性のどちらを優先するか決め、写真と普段の荷物量を添えて相談しましょう。
